ただワーカーホリックな事が取り柄の夫の記録。

世界は今日も素敵で未来はきっと明るいはず。私はもっとシンプルで、気楽に自由に便利に、良い仕事と快適な生活がしたいんだ。

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質と量とスピード

質と量とスピード。

その優先順位を仕事で問われたとき、
なんて答えるだろうか?

 

これを切り取った動画を見たスタッフに手を焼いている後輩がいる。

「スピード優先にしたので、クオリティは低いです!」
とか、
「量をこなしてるので、質は下がりますよね?」
とか、チェックのときに言ってくるらしい。

 

それこそ自分が若い時なら大目玉で、めっちゃ怒られたが、
今はそうは行かないらしいので、こりゃ大変だわ。

 

その彼へのフィードバックが回ってきた。
もー、こういうの押し付けないでよ・・・。

 

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後日、ランチに誘って件の彼と彼の見たその動画を見たのだが、本当に微妙。

 

元動画を見ないとわからないのだが、前後の話のニュアンスを踏まえないと、やべー意味になりそうな動画だった。

 

「仕事を遅い人は、優先順位を間違えてる。
 質と量とスピードなら スピード>量>質だ!」

 

と言う動画だった。

ウ~ンアカーン!


これ見てそう思うのか・・・。
前後の文脈を確認しようぜとか、自分なりに条件を推理考察しようぜとか、無理なんだろうか。

 

うーん。

 

登場人物から察するに、おそらくは段取りとか、スケジューリングに付いての話をしていると思われるのだが、
動画中にはその部分が出てこない。

そもそも「仕事の遅い人」が前提であれば、
そりゃそいつにはスピードを求めるよね。何当たり前のことを行っているのか?
遅いから、量がこなせない。もそりゃそうだ。
だから、「質」と「量&スピード」なら、この文脈ならが「量&スピード」を優先しろ!は正しい気もする。

 

でもそもそもまぁ、YOUTUBE-shortで、喋ってる人もアレだし、しかも切り抜きだからな。

 

これ、正直職種によるし、状況によるし、立場にもよるよね。

 

これいいね凄い付いてるけど大丈夫なんだろうか?


正直ファスト動画系で知識を得るのは、入り口や取っ付きとしては良いかもしれないが、

きちんと検証したり、出どころを確認したりしないと、危ないよね。

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さて、この話、僕らの業種だとどうだろうか?

 

僕らのこのCG業だと、「全部」ということになるだろうな、きっと。

 

早いだけで質が低ければ、では使えないデータになる。
量だけで質が低ければ、どうにもならない。
質だけ、遅くて量ができないは、まだましかもしれないが、コストとスケジュールが破綻する。

 

だから、
望まれた期間以内で、
要望の有る物量以上を、
望まれたクオリティ以上で、
って感じかな。

 

評価をされたいなら、ね。

ここまで聞くと、やっぱcgは相当ブラックに見えるんだよな。

でもこれがまた、うまくやると、うまくやれるんだよね。

 

ま、その辺はおいておいて、

件の彼には、
もし君がクライアントで、
限られた予算で外注を使うとなら、
どういう人に頼みたいか、
どういう人は頼みたくないか、
というよく出るパターンのFBで終わった。

 

納得はしてくれたようだが、果たしてどうだろう。

 

あとは、上司に任せて見守ろう。