■0:前回の記事で、TODOリストの作成をお勧めした。
頭のなかの考えることをすべて書き出し、優先順位をつける。
そうすることで、頭をクリアに、快適にしようというものだ。
しかし、それでも仕事がうまくいかないんすよ〜と行ってくる後輩がいた。
リストは作っている。ちゃんと見なおしている。
でもうまくいかないと。
基本的な内容は、過去記事を参照。
その補助的な説明や、
補助するアプリも紹介した。
■1:観察。
彼を観察してみようと思った。
がわざわざ観察するまでもなく解決した。
その答えはなんだろうと話ていると
「まぁ自分の場合は、頭にリストを描くことで、マルチタスクでこなせるんですけどね。」
というフレーズが出てきたからだ。
まぁ、こなせてないから改善指示出てるんだけどね・・・。
結論としては、
・頭のなかにリストがあるだけで、書き出していない。
・マルチタスク思考とやらを実践していた。
だけだったのだ。
■2:頭のなかのタスクリストはゴミも同じ。
頭のなかにタスクリストがあるという方は多いが私は反対派の一人だ。
そんなものは信用しないし、アテにしていない。
優秀だとうぬぼれているわけでも、他人を見下しているわけでもない。
私は自分の脳、性格に言うと無意識は信用していないからだ。
まぁこれは今度あらためて書くとしよう。
どんなに優秀な人でも書出す。
いや、優秀な人ほど書き出していると思う。
書き出して、脳の負荷を減らし冷静な状態で、迅速に処理する。
これを超えるものはないと思う。
もちろんそうでない人もいるだろう。そんな天才の話をしているわけではないから。
■3:マルチタスクぅ?
いまどきいるのかと驚いた。
たしかにそんなトレンドもあった気がしなくもないが、とんと聞かない。
マルチタスクとググるだけで、どれだけ批判的な記事が出てくるか!
確かにマルチタスク的にこなしている人はいる。
ただそういった人は、頭の切り替えが早いのだ。
一つの工程でまとめて複数を処理しているだけで、結局一度に一つを確実にこなしている。
ただし切り替えが早く次々とこなすから、マルチタスクのようにみえるのだ。
あとはジャンル的に複数の職務をこなしたりする場合をそう呼んだりするが、
結局はこれも、一度に一つを確実にこなしている。
お風呂で小説を読む!
トイレで携帯を見る!
部長の説教を聞きながら、定時後・週末の計画を立てる!
は、マルチタスクとは言わない。脳を使っているのはどれも1工程だからだ。
重要な電話しながら、小説は読めない。
人生設計を考えながら、重要なプレゼンはこなせない。
■4:まとめ
切替速度を高速化して、マルチタスクに見える人間を目指すのは良いが、
脳は一度に一つしかこなせない。
この事実を忘れて、余計なことをしていると、周りに溝を開けられてしまうぞ!
前述の彼は、上長にも協力してもらい改善していく事となった。